規格部品トレーとは、あらかじめ標準化された寸法・形状で量産されている部品用トレーの総称です。新たに金型を設計・製作する必要がなく、既製品をそのまま流用できるため、初期費用や立ち上げ時間を大幅に削減できます。
さらに、規格化された外形・深さ・ポケットピッチは国内外の通い箱・段ボール・自動倉庫とも互換性が高く、工程間搬送や海外輸送、長期保管など多様なシーンで“すぐ使える”ことが大きなメリットです。
規格トレーは、業界標準またはメーカー独自のサイズチャートに従って製品化された汎用トレーです。専用トレーと異なり、外寸やポケットレイアウトがあらかじめ決まっているため、複数の部品やラインで共通利用しやすいのが特徴です。
例えばA4・A5外寸や300×400 mmといった標準外形、ポケット深さ5 mm刻み、角R共通などを規格化することで、棚やパレットの占有スペースを最小化しつつ運用を単純化します。
結果として、サプライチェーン全体でトレー在庫を共有でき、段取り替えや型替えの時間ロスも抑えられます。
下記は代表的な規格トレーの一例です。浅型フラットタイプはSMDテーピング部品やフレーム付半導体ウェハの並べ替えに適し、深型タイプはリレー・ソレノイド・モータなど高さのあるメカ部品に適合します。
蓋付きタイプは光学レンズやHDDメディアなど超クリーン搬送に重宝され、積み重ねても粉塵侵入や荷重変形を抑えられます。
このT規格の浅型トレーは、ポケットの深さが10mmで設計されており、チップ抵抗やLED、ピンヘッダといった小型・薄型の電子部品の管理や搬送に適しています。
外寸サイズはA4など既定の規格に準拠しているため、通い箱や自動組立ラインとの親和性も高く、短納期・低コストで導入可能です。
T規格の中でも深さ25mmの本製品は、リレーやTO-CANパッケージ、コイルなど、高さのある中量物部品の収納・保管に適したトレーです。
ポケット形状は部品形状に配慮した角型仕様で、帯電防止・導電性素材の選択も可能。複数工程や輸送時の安定性にも優れています。
シーエステックの蓋付き・スタック型トレーは、レンズユニットやハードディスクスピンドルなど、異物混入を防ぎたい精密部品の搬送・保管に適しています。
積み重ね時の安定性と密閉性を両立しており、クリーンルームや輸送時のダメージ防止にも高い効果を発揮します。即納可能な汎用規格として展開されています。
同社はA4・A5基準で約200型番の規格トレーを常備し、帯電防止材・導電材をシート在庫として保有。15台以上の真空成形機と24 時間生産体制により、在庫外サイズも3 ~ 5 営業日で追加成形できます。
コストシミュレーションや最適外装箱の提案もセットで行い、部品搬送の総コストをトータルで削減するコンサルティング型メーカーです。
| 社名 | ジャパン・プラス株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都北区東十条1-18-1 東十条ビル1F |
| 工場・拠点 | 本社、成型工場、紙器工場、安行工場、ジャパン・プラス・ベトナム |
| 資本金 | 1,200万円 |
| 従業員数 | 61人(パート含む) |
| 公式HP | https://www.j-p.co.jp/ |
| 電話番号 | 03-3912-5131 |
ロジカルアイはLTシリーズをはじめ、Oシリーズ・Kシリーズなど厚み別に50型番以上の標準ラインアップを提供。独自の「ピンポイントリブ」技術でポケット底面を最小接触に抑え、はんだボールやダストの付着リスクを低減します。
蓋付きタイプは高剛性フランジ一体成形で、30 kg荷重でも変形しにくい点が評価されています。
| 社名 | 株式会社ロジカルアイ |
|---|---|
| 所在地 | 三重県鈴鹿市国府町7756番地5 |
| 工場・拠点 | 【本社】【物流センター】【名古屋オフィス】 |
| 資本金 | 3,000万円 |
| 従業員数 | 17名(2021年9月時点) |
| 公式HP | http://www.logical-eye.co.jp/ |
| 電話番号 | 059-378-5705 |
小ロット生産や短納期の試作対応などは当たり前にどの会社も対応しています。そのため、ここでは品質を担保するISO9001を取得し、安定して生産し続けられる自社工場を持つメーカーの中から、製造物別におすすめの会社を紹介します。
※1※2 2024年10月調査時点。参照元:ジャパン・プラス公式HP(https://www.j-p.co.jp/products/buhintray/)
※3 参照元:柏木モールド公式HP(https://www.ksmold.co.jp/advantage/environment/)
※4 参照元:エフピコ公式HP(https://www.fpco.jp/product/sd.html)
※5 参照元:エフピコ公式HP[PDF](https://www.fpco.jp/dcms_media/other/press_keieikikaku_20231030_4.pdf)